写真・図版松屋が扱う40万円のおせち。ブルガリのレストランが手がける=2021年9月1日、東京都中央区

 百貨店各社のおせち商戦が今月下旬から始まる。新型コロナ禍で正月の帰省や外食を控える人は多いとみて、「せめて華やかなおせちを」という巣ごもり需要を取り込もうと、高級品を強化する動きが目立つ。

 東京・銀座の松屋は、税込み40万円のイタリア風おせちを10セット用意した。手がけるのは、同じ銀座にある高級ブランド「ブルガリ」のレストラン。オマールエビや黒トリュフ、カモの燻製(くんせい)ハム、ローストビーフなどを盛り込み、50年熟成のバルサミコ酢も添えた。シェフのルカ・ファンティン氏は「銀座のレストランで提供するメニューをイメージした」。

 昨冬、おせち商戦の売り上げは前年より40%増え、品切れになった商品も続出した。今冬は、老舗料亭が手がける12万9600円のおせちも15セットそろえる。今冬の売り上げは、前年比5%増の1億円をめざす。

 高島屋も「高級お取り寄せグルメ」のおせちを拡充し、日本料理店の32万4千円の四段重を用意する。フランススペインドイツの料理が楽しめるおせちもあり、担当バイヤーは「外食や旅行の需要を、おせちに取り込みたい」。

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